2021.09.12ブログ

息子を飴やジュースで黙らせていました。

家族みんなの毎日と未来を明るく元氣に♪
愛と笑いの栄養士セラピスト、岡田のりこです。

実はわたし、息子が小さい時「飴ちゃん袋」を持ち歩いていました。
息子が「ぎゃー」となるたびに、飴をお口にぽいっ。
だんだん、「ぎゃー」ってなりそう、と思った時点で、すでに舐めさせるようになっていて。
パックのジュースもいつも携帯していたな。

それが、息子の情緒をどんなに不安定にさせてしまっていたのか。

その現実に氣づいて愕然としましたね。

「外でじっとしていられない」
「すぐに癇癪をおこす」
「嫌だと言い出したらきかない」

それは、彼が本来持っていたものではなくて、わたしが与えた糖分によって植えつけていたものだった。

飴とジュースをやめたら、ホントの素直な彼に出会うことができました。

砂糖、小麦粉、スナック菓子、氷…
みんな、麻薬のように常習性があるんです。
その魅力に取りつかれると、欲しい欲しいが止まらなくなってしまう。

そして、息子をそうさせてしまっていたのは、紛れもなく、それを与えていたわたし、だったわけで。

飴やジュースを頻繁に飲ませるのがどうしていけないのかというと、血液の中の糖の割合、つまり、血糖値が急激に上がってしまうから。
血糖値というは、高すぎても低すぎても生命の危険があるので、ある一定の濃度に保つように、体のシステムが自動的に働きます。
血糖値が上がりすぎると、体は慌ててインスリンというホルモンを出して下げようとします。
いきなり急上昇した血糖値を下げるために大量のインスリンが出されるの。
すると、今度は血糖値が下がりすぎるのね。
下がりすぎると、今度は血糖値を上げるための、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが出されます。
このホルモンたちがイライラさせたり、不安を感じさせたり、情緒を不安定にしてしまうのです。

あなたにも、経験ないかな？
甘いものを食べた（飲んだ）時は幸せ～な氣持ちだったのに、ちょっとしたら、なんだかイライラ。
また食べたい！！ってなったこと。

わたしは、息子に飴やジュースを与え続けることで、これを繰り返させていたわけです。

これは息子の情緒の問題だけじゃなく、ホルモンを必要以上に分泌させることで、体の中の栄養素も無駄遣いして、さらにホルモンを分泌させる臓器も疲れさせてしまうという、大きな体の問題でもあります。

栄養士になるための大学ではそんなこと、教えてくれなかった！

自分で勉強をしてその事実を知ったとき、絶対にやめよう！と、決意をしました。

どうやってやめたかと言えば、その日から１０日間、飴やジュースを絶対に買わない。
ただそれだけです。
家にあるものを我慢させるのは、無理。
なので、買わないようにしました。

「ちょうだい」と言われても「ないんだよ」と答える。
「買って」と言われても「買わないよ」と答える。

最初の数日は息子は、ぎゃんぎゃん怒っていましたが、１週間ほどで、飴やジュースがなくても平氣になっていきました。

飴やジュースなどの砂糖の他にも、氷や炭酸、スナック菓子、コーヒーなどは、一種の中毒症状になるのです。
その刺激を脳が求めてしまう。
でも、１週間から１０日、その刺激を与えないでいると、中毒のように欲しがることがなくなってきます。
その後は、時々なら、大丈夫。

わたしはこの「飴ちゃん抜き」をしていた時に、もう一つ氣づいたことがありました。

それは、わたしがなんで息子に飴を与えていたのか、の本当の理由。

わたしは周りから見て「良い子を育てているママ」と、見られたい氣持ちを満たすために、息子にいい子でいて欲しかったのだ、ということ。
騒いでいたり、わたしの言うことを聞かない子は悪い子だという認識をしていたこと。

その頃のわたしは、自分の言うことを聞かない息子を叩いたりしてしまう時がありました。
その時の私の行為は、躾ではなくて、ただの自分の感情をぶつけていただけの八つ当たり。

こういうママのココロの問題があるのなら、飴やジュースをやめても、根本的な解決にはならないことにも氣づいたの。

時々騒いでしまう息子は、決して「悪い子」ではなく。
そしてわたしも母親として精一杯頑張っている。

そのままの息子と自分自身を認め、わたしの本当のココロに寄り添い、
「その思い込みは手放しても大丈夫だよ」
と癒すことで、息子が少しくらい騒いでも、冷静で穏やかな氣持ちでいられるようになっていきました。

こんな経験から、私は必ず食と体の仕組みとココロについてをセットでお話するようにしています。

食だけ、体だけ、ココロだけの知識では、本当の笑顔で元氣な毎日を手に入れることはできないよ。

９月１６日（木）募集開始の