薬に頼らずに治る体をつくる栄養士、岡田のりこです。
子を想う親の氣持ち
今週になって、お雛さま出しました～。
ムスメが元氣に育ちますように。
そんな想いをこめて選んだお雛さま。
これは、わたしの母が娘のために作ってくれたお飾り。
毎年大事に飾らせてもらっています。
平安時代の流し雛が起源とも言われている、子供に災いが降りかからない様にという家族の願いや、人生の幸福が得られるようにという氣持ちが込められたお雛さまを見ていると、いつの世も親が子を心配する氣持ちは一緒なんだなぁって想いますね。
でも、時にはその心配や配慮のし過ぎによって、実は子どもの健康が損なわれてしまっている、ということがあります。
例えば、殺菌や除菌。
ホントに今の日本は「きれいきれい」が大好き。
「あそこにも、ここにも、雑菌が！ばい菌が！」
「除菌しなければ～！！」
というＣＭだらけですよね。
今年は特に、コロナウィルスの影響でその傾向が強いです。
心配なのは、わかる。
でも、わたしたちの体は、１００兆個を超える菌達との共存で成り立っています。
菌達の助けがなければ、潤いのある肌も健康な腸もホルモンバランスも、保っていくことはできないの。
だから、除菌・殺菌剤が、肌からも、口からも入ってきて私たちの常在菌たちが、どんどん死んでしまったら、体のシステムは根本から、崩れてしまうのだよ。
わたしのムスメが小さかった頃は、
風邪ばかりひいてる。
皮膚炎で肌がボロボロ。
すぐに中耳炎になる。
そんな子でした。
その頃は２～３カ月に一度は、小児科にかかって、抗生物質飲ませちゃってたのね。
だって、それが体のためだって、ムスメを治すためだって思っていたから。
でも、あまりにも、具合が悪くなりすぎる。
何かがおかしい。
薬に頼りすぎているのは問題かもしれない。
と氣づいて、お薬や抗生物質に頼るのを止め、食と生活を見直していったら、みるみる風邪をひかないようになり、皮膚は綺麗に戻り。
今ではもう何年もお医者さまに行った記憶がないくらい元氣な子に育ってくれています。
もちろん、私たちの周りには、病氣の原因になるような菌もたくさんいます。
でも、その菌達が入ってきても、しっかりと闘える体の免疫システムが作動すれば、体を守ることはできるのだ。
その免疫のシステムを信頼して、しっかりと自分で自分を守れるような体作りをしていこう。
そのためには、除菌とか殺菌とかを必要最小限にすること。
こんなこと言うと引かれちゃうかもしれないけど(笑)、我が家では、家族みんな外出から帰っても手洗いとか、うがいとか全然しません。
でも、免疫のシステムがばっちり発動しているからこの冬もまだほとんど風邪ひいてないし、ひいたとしても、しっかり自分の体で治せるんだよね。
体のことを勉強していくと
「体のために」
「子どものために」
と思ってやっていたことが、かえって体のシステムを壊してしまっていた・・・、ということが少なくありません。
でも、「わたしのせいでこんなふうになってしまったんだ」と、自分を責めても仕方ない。
だからこそ、今からは
体のメカニズムを壊すことをできるだけしないようにしていこう。
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