愛と笑いの栄養士セラピスト、岡田のりこです。
以前にも何度か書いていますが、娘は赤ちゃんの頃から肌が弱くて、膝の裏や肘の内側、そして首の付け根などいろんなところがグジュグジュしていることが多かったです。
掻き毟ったり、膿んじゃったり。
ステロイドは使いたくなかったので、なんちゃっておうちケアで、なんとか凌いでいたんだけど、２歳の頃、ひざ裏があまりにもひどくなってしまって、近所のお医者さんに行ったの。
案の定、ステロイドと抗生物質の入った軟膏を出されて、塗るとあっという間に膝の裏の湿疹はなくなっていきました。
「こんなに効くのなら早く薬を使えばよかった」
…なんて思ったのも束の間。
今度は全身がカサカサのカユカユの、とんでもない状態になっていったのです。
毎晩、体中を掻き毟り血だらけになる娘。
血と飛び散った皮膚でシーツは毎日洗わなければならず。
娘はもちろん、わたしも、家族も、ホントにホントに辛かったです。
食事や生活、自然療法、いろんなことを学んで実践して、眠れないほどの辛い状態からは１ヶ月ほどで抜け出しました。
でも、その後何年も娘のひざ裏やひじの内側には、湿疹が出ていました。
これは５年前１０歳の頃。
写真でもちょっと、ひじの内側の皮膚の色が違うのが分るよね。
脇の下や指先にもかなり出ていました。
こういうことを言うと、ガッカリされるかもしれないけれど、
わたしは娘の湿疹と一緒に生きていくことを選んできました。
「完璧に治して絶対に湿疹を出さない！」は、目指さなかったのね。
それを目指すためには、かなり厳密な食と生活の制限が長期的に必要で、
娘のこんな幸せそうな顔を見るのを我慢し続けなければならないから。
湿疹を全部なくすためのストイックな生活で笑顔がなくなるのなら、ほどほどの湿疹と笑いながら生きていこうと思っているのです。
そう思うようになったのは、２歳の肌がひどい状態になった時、痒さに肌を掻き毟しる娘に
「せっかく治ってる肌をまた傷つけて！！」
と怒ってしまっていたから。
その時わたしは、娘じゃなくて「肌」を守ろうとしてしまっていたんだよね。
本当に大切なものを取り違えていたの。
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でも、そのケアで「絶対に湿疹を治そう！」と、ストイックになりすぎないで欲しいと思っているの。
大切なのは「肌」じゃなくて、その肌の持ち主だってこと。
その肌の持ち主が笑ったり喜んだりする毎日が一番大切だということを忘れずに、自然療法を上手に取り入れていってくださいね。
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