薬に頼らずに治せる体をつくる栄養士セラピスト、岡田のりこです。
年齢を重ねるごとに代謝は下がると言われています。
代謝には新陳代謝と基礎代謝があって、新陳代謝は古い細胞を新しい細胞に入れ替えることを、
基礎代謝は、生命維持のために寝ていても使われるエネルギーのことをさしています。
この2つ代謝の働きがどんどん下がってしまうことで、さまざまな老化や不調、そして病氣に結びついていくのね。
特に基礎代謝が下がってしまうことで、消費されるエネルギーがどんどん減って
余ったエネルギーが脂肪として蓄積することが、さまざまな生活習慣病の土台となってしまう。
基礎代謝が低下するということは、生きるのに使うエネルギー量が減るということでもあるけれど、
血管や内臓や筋肉の機能が衰えているということでもあるのです。
血管や内臓や筋肉の材料として大切な栄養源が「タンパク質」
このタンパク質不足によって、新陳代謝も基礎代謝も下がってしまっている人が少なくありません。
一般的に女性は骨格筋の筋肉量が少ないといわれていますが、
実は、基礎代謝とは平滑筋、つまり内臓の筋肉が消費するエネルギーなの。
だから、無理な筋トレをしたりしなくても、内臓の機能をあげてあげれば、基礎代謝は上がります。
逆に、その内臓を作っていく材料として使われるためのタンパク質を摂っていないと、
どんどん体の代謝は下がる一方になるのは当たり前のことなのですね。
日本人の食事摂取基準では、女性は一日50gのタンパク質が必要とされています。
でも、これは本当に最低限の数字であって、積極的に新陳代謝や基礎代謝を上げていくには、
体重×1.5〜2倍のタンパク質が必要だと言われているの。
例えばタンパク質が多く含まれているイメージの強いタマゴは1個約50g。
でも、実はタマゴに含まれているタンパク質量は6g程度しかありません。
肉も、種類や部位によりますが、100g食べても20g以下しかタンパク質が摂れない。
そして、食材にタンパク質が含まれていても、しっかりと消化吸収できる体がなければ、
体の中に摂りこんで、栄養素として活かすことはできない。
だから、胃腸がめちゃくちゃ元氣で、毎日がっつり肉や魚を食べてます、という食生活でない限り、
摂取基準の50gさえも摂れていない人が多いのが現状なのです。
体の衰えに直結する代謝の低下を防ぐためには、こういう体に足りないものを知って
上手に補うための知識も必要になってくるよね。
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では、体の衰えを根っこから改善していくための、食や生活、自然療法などの情報を
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